熊爺の里&藤井文子さんコラボ企画「藍の生葉染&野草料理づくり体験」を開催しました
■日時
2025年8月31日(日)10:00~
■場所
兵庫県加西市下万願寺町625-2
里山体験施設「熊爺の里」 古民家母屋、藍畑
■体験内容
熊爺の里での今回の企画は、野草研究家の藤井文子先生とのコラボ企画で、「藍の生葉染め&野草料理づくり体験」です。10組20人の皆さんにご参加いただきました
藤井先生、熊爺の里に到着早々、タデアイの確認、里山の野草収穫、今日のランチの野草料理で全部食べるそうです。今日一日よろしくお願いします


藤井先生と里山を見ると、雑草が野草に、宝物に見えてきます。アカメガシワの葉、これも食べる、どう食べるか後のお楽しみ。


一番探しているおいしい野草がない・・・スベリイヒユ、すみません徹底して除草してしまいました。東北では野菜として食べられているそう、これからは残しておきます。
母屋で熊爺の里の説明の後、藤井先生から野草のこと、藍のこと、藍染めの色の変化等、説明いただきました


左上からスベリイヒユ(東北では野菜)、タカサブロウ(将軍家光がお浸しで好んだ)、ツユクサ、イノコヅチ、キツネノマゴ、アキノノゲシ(レタスの仲間)、アカメガシワ、右下、タデアイ(今日のメイン)これみんな食べます。お楽しみに

●藍の生葉染め
藤井先生から、藍のこと、藍染めの色の変化等、母屋で説明を頂いた後、藍畑でタデアイの収穫、母屋に戻って、藍の生葉染めに挑戦。
藍の葉だけをちぎって洗った後ミキサーにかける。さらしに受け、藍液をボールに絞り出す。藍液に絹の布をつけもみして染めていく、水洗いして、絞って、干せば完成
・道具の貸し出し(収穫鎌、ボール、さらし布、他)
・藍畑で、タデアイの採り方を説明後、収穫


・タデアイの茎から藍の葉を外して水洗い
みんなで茎から葉っぱをち切ります。子供達も頑張ります。話をしながら盛り上がっていきます


・母屋に戻って、藍の葉をミキサーにかける
まずは布をカットして計量、布の重さの4倍の藍の葉を使使います。藍の葉も計量


藍の葉を細かく千切ってミキサーに投入、スムージーぐらいに攪拌します。子供も先生の優秀なアシスタントになりました


・さらしに受け、ボールに藍液を絞り出す
みんなで協力し合います。たっぷり入れると結構重い、絞っていきます


・布(絹の1mのスカーフ、ストール)を藍液につけもみして染めていく
まずは藤井先生から染め方、グラデーションのつけ方のコツを教わります


子供たちは、割りばしと輪ゴムで絞りの入れ方を教わりました。子供達、なかなかのこだわり


藍の染液に20分間浸けていきます。浸けない部分に染液が染みあがりグラデーションに、絞りの部分も出来上がりが楽しみです

・水洗いして、干して乾かして完成
絞りの輪ゴムを外して水洗い、きれいな青に染まりました。水から出てくる時に、きれいな青色に変化していきます。子供達も目を輝かせて、感動


きれいな青に染まりました、グラデーションも絞りも、なかなかのセンス、完成に大満足です


蔵の前に皆さんの作品を干します。古民家、蔵と藍染、この風景が最高です

●野草料理(進呈された1熊Gを使用してご参加ください)
野草研究家の藤井先生と熊爺の里の野草を収穫、母屋キッチンに戻り野草料理に挑戦
野草薬膳カレー作りに挑戦します。炊きあがったご飯の中に、なんと先ほどとってきたアカメガシワ、葉っぱを取って混ぜ込みます。おいしそう


●ランチタイム
藤井先生とお話をしながら野草料理に舌鼓、野草ライフを楽しみましょう
熊爺の里で収穫した野草と、馬告(マーガオ)、五香粉(ウーシャーファン)を使ったスパイシーな野草薬膳カレーです。味のポイントは、干ししいたけと手作り味噌


ごちそうさまでした。おいしくてみんなおかわり、3杯も食べた子供達もいました
午前参加の皆さんは作品を首に巻いて、お疲れさまでした。午後の皆さんは、頑張りましょう

皆さん、お疲れさまでした。藤井先生ありがとうございました。おかげさまで、熊爺の里の念願だった藍染を体験することができました。藍を染めて水ですすいだ時、水から出てくる藍に染まった青を見て、目を輝かせて感動する子供たち、皆さんの喜ぶ姿に感動しました。ありがとうございました
熊爺の里では、藍染め倶楽部、里山倶楽部を立ち上げ、藍染めを一つの柱のプログラムにしていきたいと思っています。いろいろな形の藍染、生葉染め、沈殿藍の泥染め、すくもづくり、藍建、本藍染と夢がひろがっていきます。
みなさん、ぜひ藍染体験に熊爺の里に遊びに来てください。
お待ちしております。熊爺より